Lantul de lubire
「アレルヤさん? 居ますか?」
今日のレースが終わった後、アレルヤさんの具合が悪そうなことに気付き、心配になって部屋を訪ねる。返事がなく申し訳ないと思いつつもそっと中を覗くと、ローブ姿で部屋の隅にうずくまる彼を見つけ思わず駆け寄った。
「大丈夫ですか⁉」
「ああ…いけません…勇者様……」
「顔が真っ赤じゃないですか! そんな所にいると余計身体に障ります…とにかく横になって下さい」
息の荒いアレルヤさんの腕をとるが、頑として立ち上がろうとしない。
「……勇者様、私めに触れてはなりません」
拒絶の言葉を口にするも、振り払ったりはしない。むしろ掴んだ手を爛々とした瞳で見つめていた。
「本当にどうしたんですか? 酷いならお医者さまを呼んで……」
ローブの隙間から見えたものに、言いかけた言葉は衝撃で消えてしまう。彼の布の少ない下着が、はち切れんばかりに膨らんでいるのだ。
「ああ…見つかってしまいましたか…レース後からずっとこの状態でして…一人で処理しようにも一向に吐き出せず、熱が溜まるばかりなのです…早くお逃げ下さい勇者様…穢れた私と一緒に居てはなりません……」
「で、でも…苦しそうですし…放ってはおけません。私に出来ることはありませんか?」
「いえ…その様な慈悲深きお言葉だけで十分でございます……」
アレルヤさんの言葉はいつも本心を隠してしまう。でも、誰かと違って態度はとても素直で、今も自分の脚に熱い視線が注がれていた。
「もしかして…その、そこを足で踏まれたいんですか…?」
彼は無意識に見ていた事に気付き、目を一瞬見開くと急いで顔を反らす。
「私としたことが…勇者様に何と浅ましい想いを抱いて…ああ…いけません…早くお逃げ下さいませ…これ以上はもう……」
彼はそう言って耐えるように目を閉じるが、より一層息が荒くなり苦しそうだ。
「一人じゃどうにも出来ないんですよね? だったら私、お手伝いします。経験が無いので、お力になれるか分かりませんが…頑張りますから」
片足を上げ靴を脱ごうとすると、その手を止められる。
「ああ…勇者様は少々優し過ぎます…しかし…一度だけ、一度だけお願いしても宜しいでしょうか…? 決してご無理はなさらないで下さい…それから、おみ足が汚れてしまいますので…靴は履いたままで結構でございます……」
「そ、そうですか。分かりました」
踵を戻し、座って壁にもたれるアレルヤさんの正面に立つ。肉棒は窮屈そうに反り返り、先端は下着から飛び出ていた。
「じゃあ、いきますよ……」
恐る恐る亀頭の少し下に足を添え、お腹側に倒すように踏む。しかし、すぐ聞こえた呻き声に思わず足を引っ込めた。
「うっ……」
「ごめんなさい! 痛かったですか?」
「いえ…大丈夫でございます…そのまま…もっと強くお願い致します……」
見上げた瞳は苦悶ではなく、喜色に満ち潤んでいた。漂う色気に押されながら、再び足を乗せ、引き締まった腹筋に近付けていく。
「ああっ…良いっ…! もっと…もっと強く…!」
強請られるまま、更に体重を掛けていく。剛直は膨らんで硬くなり私の足を押し返してくるが、負けじと力を込めた。
「あっ…ああ…うっ…何という快感…素晴らしい…貴方の脚はなんて美しく神々しいのでしょう…私の穢れた欲望を、そのまま踏み潰して下さいませ…! ああ…もっと強く…もっと…もっと…もっと…はあ…はあ……」
アレルヤさんは頬を染め心底嬉しそうに喘ぐ。彼の淫らな表情と声に煽られ、加減を忘れてペニスをグリグリと踏みつける。
「ああっ! 最高でございます…! ああ…あっ…申し訳ございません…! 勇者様の足でイってしまいます…ああっ…イきます…勇者様…勇者様…ああああっ!」
ビュルルルッッ
押し返しが一層強くなったと同時に、靴底越しに震えが伝わる。白い液体が飛び出し青地とつま先に垂れた。
「はあ…はあ…大変お見苦しい所をお見せしました……」
アレルヤさんはそそくさとローブの前を合わせ、立ち去ろうとする。
「待って下さい…まだ…全然収まってませんよね?」
彼の股間はローブの上からでも依然として膨らんでいるのが分かる。むしろ踏む前よりも大きくなっているようだ。
「もしかしたら、出し足りないのかもしれません…直接踏んだ方が良いのかも…アレルヤさん、ベッドに横になって貰えますか?」
アレルヤさんは生唾をゴクリと飲み込み、うっとりと足先を見つめる。
「そんな…いけません…もう理性が保ちません…今日のところはお引取りを…どうか…お願い致します……」
嘗めるような視線が私の脚を這い、これ以上踏み込んではいけないと脳内で警鐘が鳴る。しかし、彼の目は間違いなく続きを渇望していた。 私は……もっとアレルヤさんの望みに応えたい。彼の為なら何でもしてあげたい。だって私はアレルヤさんのことが――
「大丈夫です…もし汚れてしまったら…アレルヤさんが綺麗にしてくれますよね?」
「そんな……ああ、ああ…勿論でございます…私のポラリス……」
アレルヤさんに下着を脱いで、ベッドに仰向けに寝て貰う。ローブから覗く透き通るような白い肌と、スラリと伸びる肢体はまるで芸術品のようだ。陰茎まで彫刻のように滑らかで美しい。私は裸足になるとアレルヤさんの脚の間に座り、両足で天を向く剛直を挟む。先程とは違い、生々しい感触と熱、ドクドクと大きく脈打っているのが足の裏から伝わってくる。両足を擦り合わせるようにぎこちなく動かすと、出たばかりの精液に加え、大量の先走りが溢れて卑猥な音を立てた。
グチュッ…グチュッ…ヌチュ……
「ああっ…はあ…っ…ううっ…ああ……」
気持ち良さそうな喘ぎを聞きながら、今度は陰茎を右足の親指と人差し指の間に挟み、ゆっくり上下に扱いてみる。カリから根元まで何度か滑らせた後、亀頭だけを捏ね回す。空いた左足で腫れた睾丸を突くとその度にビクンと腰が浮いた。
「あっ…あっ…ああ…うっ…勇者、様っ…そろそろ…出て、しまいそうです…足を…お離し、下さい……」
「大丈夫です…我慢しないで…いっぱい出して下さい……」
アレルヤさんの制止を無視し、睾丸を軽く踏み付けながら、指の股に挟み素早く扱く。
グチュッグチャッヌチャッヌチャッ
「そんな…いけません…あっ! そんなに激しく動かされては…ああっ! イってしまいます…! ああっ! 勇者様! あっ! あっ! ああああああっ!」
ビュルッビューーーッッ
みるみる亀頭が膨らみ、先程よりも大量の精液が勢い良く噴き出す。
「今度は全部…出させてあげますから……」
まだ吐精し切らない陰茎を両足で挟むと、力の限り擦り合わせ責め立てる。
ズチュッヌチュッグチュッグチュッ
「ああああっ! 勇者様! いけません! そんな…! ああ! また…! 出てしまいます…! あっ! ああっ…! お許し下さい…! どうか…お許しを…はっ…う…あ、あ、あ、ああああああっ!」
ビュルルルルッビューーーッビューーーーッッ
全く衰えない勢いで次から次へと射精するペニスを上から足で抑えつけ、一滴残さず絞り出す様に、グリグリと腹筋の上になすり付けた。
「ああっ…! あっ…あっ…あっ……勇者…様…ああ…イイ…うっ…あ…あ…っ……」
アレルヤさんは身体を捩って何度も痙攣し、腰を跳ねさせながら精液を零す。ようやく硬さを感じなくなり足を退けると、白濁液でぐちゃぐちゃになったお腹とクタリとしたペニスが見えた。
「よかった…治ったみたいですね。アレルヤさん…? もしかして寝てますか…? それとも気絶してます⁉ 少しやり過ぎちゃったかな…どうしよう、とりあえず何か拭くものを……」
タオルを取りにベッドから降りようとするが、下半身が動かずバランスを崩して倒れ込む。驚いて足元を見ると、笑顔のアレルヤさんに縋り付かれていた。
「きゃっ! あ、アレルヤさん⁉」
「ああ…勇者様…私を置いて行かないで下さいませ……」
その端正な顔が体液で汚れるのも厭わず、足に頬を擦り付け、恍惚とした表情を浮かべている。こちらを見つめる瞳は焦点が合っておらず、正気の光は無かった。
「ああ…勇者様の美しいおみ足が、私めの精子で汚れてしまいました…綺麗に…しなくては……」
ピチャッ…ピチャ…ジュルッ…ジュルル……
犬の様に舐められ思わず足を引くが、ビクともしない。
「あっ…アレルヤさん…! くすぐったいです…ああっ…足なら自分で…拭きます、から……」
「いいえ…約束したではありませんか…私が綺麗にする、と……」
ピチャッ…ジュルッ…ピチャッ…チュッ……
足の裏から指の股、爪と指の間にまで、ねっとりと赤い舌が蠢く。舐められる度に抵抗する力まで吸い取られるようだ。くすぐったさとは違う感覚が湧き上がり、お腹の奥がジンと熱くなる。
「ああ♡あっ…♡そんなに…舐めないでください……」
「貴方の指は…細く…白くて…可憐で愛らしい…はあ…なんと甘美な…これが罪の味なのですね……」
ジュルジュルッジュルッジュルッジュルルッ
自分の出したモノを全て舐めとった後も、足の指がふやけるほど一本一本舐めしゃぶられる。ぬるぬるとした温かい粘膜に包まれる感触に、勝手に蜜壷が潤み疼いた。
「あっ♡ああっ♡んっ♡やっ♡あっ♡」
「ああ…勇者様の下着が濡れております…ふふ…私めで感じて頂けたのですね……」
「んっ♡恥ずかしい…ああっ駄目です…!」
制止の声も虚しく長い手が差し込まれ、ヌチャリと水音をさせて下着が脱がされた。アレルヤさんは手に取ったそれを穴が開くほど見つめる。
「はあ…はあ…中心が愛液で淫靡に光っております…何て厭らしい…まだ貴方の熱が残って…!」「いや…! 見ないで下さい…!」
「はあっはあっ…勇者様…どうか…お許し下さい…!」
アレルヤさんは息荒く股布の所に亀頭を宛がうと、そのまま陰茎を下着で包み扱きだす。
グチャッヌチャッグチャッグチャッグチャッ
「ああっ…! はあ…はあ…勇者様…申し訳ございません…! 勇者様の下着で…この様な下劣な行為を…! ああ…私のはしたなく醜い姿を…貴方に見られてしまうなんて……ああ……見られて……見られ、て……ああっ! もっと! もっと見て下さい…! この気色の悪い姿を…! 私は貴方の下着で自慰をして…興奮する変態でございます! 勇者様に痴態を見せ付けて、ペニスを極限まで昂ぶらせる卑しき存在なのです…! ああ…!もっと私を見て下さい…! もっと、もっと…軽蔑して下さいませ…!」
手の動きが一層激しくなり、愛液と先走りが混ざって私の下着を濡らす。その下品さは彼の美しさとあまりにも不釣り合いなのに、妙に艶かしく目が離せない。欲情に塗れた目で見下ろされながら腰を振られ、まるで犯されているかの様な錯覚に陥った。
「勇者様の膣内…とても気持ち良いです…! ああ…出ます! 私の穢れた子種を勇者様の子宮に注いでしまいます! 孕ませてしまいます! ああ、何と畏れ多い…! はあっはあっはあっ…もう…イきます! イってしまいます! 見てて下さい勇者様! あ、あ、あ、あ、ああああああっ!」
腰を大きく突き出すと同時に、私の下着に包まれた性器はビクンビクンと震え、布越しに白い液体が滲む。
「はあ…はあ…はあ……」
アレルヤさんは汗ばみ頬を紅潮させ、暴力的な色気を纏っていた。濡れた瞳に見つめられ、胸の高鳴りが抑えられず大量の愛液が滴ってしまう。思わずスカートを掴み腰を揺らすと、アレルヤさんは這いつくばって私の脚の間に頭を入れた。
「あ…アレルヤさん……」
「ふふ…触ってもいないのに更に蜜が溢れております…私の痴態に興奮して下さったのですか…? いけません…ここも…綺麗にしなくては……」
「そんな…ああっ♡」
ピチャ…ピチャッ…ジュルッ…ジュルルッ……
「あっ♡ああ♡アレルヤさん…ダメです…♡そんなところ…汚い、です……」
「いいえ…勇者様に汚いところなどございません…ああ…貴方の蜜はなんと美味なのでしょう…求めずにはいられない…まるで媚薬のようです…何処を舐めても、砂糖菓子のように甘く私を惑わせる…罪なお人だ……」
制止の言葉とは裏腹に脚が大きく開いていく。ようやく与えられた刺激に身体は悦びの声を上げていた。アレルヤさんの長い舌で愛液を丁寧に舐め取られた後、そっと秘裂を開かれ花芽を吸われる。
チュウゥッ……
「あああっ♡」
「ここを刺激すると蜜が溢れてきますね……」
舌先で包皮を優しく剥かれ、回りをくるくると舐められる。クリが充血し勃起すると、根元から先までそっと舐め上げられた。
ピチャッ…ピチャッ…ピチャッ……
「ああっ♡あっ♡んん…っ…♡ダメ♡なんか、キちゃいます♡」
「大丈夫ですよ…存分に…イってくださいませ…勇者様の甘い水を…私にお恵み下さい……」
「あっ♡あっ♡もう…あああああっ♡」
ビクンッビクンッ
ジュルッジュルッジュルルルッッ
彼は私の太ももを抱えて膣口にぴったりと口を付け、絶頂で迸る愛液を全て飲み込む。更にナカに舌を突っ込まれ、膣道に残ったものまで掻き出された。
「ありがとうございます…ああ…美味しゅうございます…残さず全部…私の中に……」
「ああっ♡んっ♡んんっ♡はあ……」
グチュッ…ジュルッ…ジュル……
――私の喘ぎ声と水音だけが聞こえるようになって、どれほど経ったのだろうか。イき疲れて下半身には全く力が入らず、自ら股を開き、舐められるままになっている。嬲られたクリは大きく育ち、もう二度と割れ目には収まらないかもしれない。銀色の頭は飽きずに脚の間で揺らめき続けていた。只々心地の良いこの快楽に身を任せて眠るのもいいかもしれない、と思い始める。その瞬間、入り口に舌ではない硬いものが宛てられ、朦朧としていた意識が覚醒した。
「えっ…? 待って…! アレルヤさん! それはダメです!」
「ふ、ふふ……勇者様を綺麗にするのも…穢すのも…私だけです…誰にも渡しません…私だけのポラリス……」
グッ…ズチュンッッッ
「ああああっ‼」
腰を掴まれ根本まで一気に挿入される。散々舐められたとはいえ、舌の届かない部分が熱く裂ける痛みに背中が反り、視界が滲んだ。
「はあっ…入りました…ああ…破瓜の痛みに耐え、苦しげに歪む表情も…愛おしい…貴方の痛みも私が全て引き受けられたら……」
彼は流れた涙を嬉しそうに舐め取り、鎖骨に口付け赤い痕を残す。感情と感覚の渦に飲み込まれ、自分が今どんな表情なのかも分からない。
「あ…あ…アレルヤさ、ん……」
「ああ…その瞳…もっと蔑んで下さいませ…殺したいほど憎んで下さいませ…貴方の純潔を奪った罪人を…一生消えない深い傷を負わせた咎人を…決して赦さないで下さい……」
グチュッ…グチュ…グチュッ……
ゆっくり奥を突かれ、鈍い痛みを感じる。しかし、長時間舐められ感度の高まった膣は快感も拾い、甘い声が口から零れた。
「ああっ…♡あっ♡んっ…はあっ…♡あ……」
「その様なお声を出されては…我を忘れ、腰を振ってしまいそうになります…ああ…この世に此れ程の快楽があったとは…これが…幸せというものなのでしょうか…? 何と罪深い…もっともっと…求めたくなってしまう……」
「あっ…♡アレルヤさん…♡アレルヤさん…♡」
「勇者様の膣内がドロドロに溶けて、境目が無くなるようです…貴方とこのまま一つになりたい…私の心も…身体も…命も…全て貴方のもの……」
グチュン…グチュッズチュッズチュッパチュンッパンパンッ
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ、ああっ♡」
「もう離しません…貴方の全てを…ずっと…死ぬまでお傍に…! さあ…! もっと…奥まで…私を受け入れて下さいませ…!」
ビューーーーッッビューーーーッッ
ビクッビクンッッ
「ああああっ♡」
焼けそうな胎内に熱い精が注がれ、夢うつつのまま達した。放心する私の頬にアレルヤさんの細い髪がかかる。唇を優しく触れ合わせた後、舐められながら口内に侵入される。舌を刺激され、溢れる唾液は一滴も残さずアレルヤさんに飲み込まれた。
「愛しております…アステル様…愛しております…愛しております…愛しております…愛しております……」
怖いほど整った顔に仄暗い影が落ち、瞳だけが月のように煌々と輝く。見えない鎖が身体に巻き付き、思考を奪い去る。
こうして彼は私の物になり、私は彼の物になった。