ハッピー☆バレンタイン
日頃お世話になっているスレイヤーの皆さんに感謝の気持ちを伝えるため、自室のキッチンに立つ。二十三個のチョコケーキを作り終えた頃、私の恋人が部屋を訪れた。
「アステルちゃん何作ってるのー? これってもしかして…バレンタインのお菓子?」
「はい、そうですよ」
「ふーん……」
彼はケーキを見ると何故か不満そうに呟き、口を尖らせる。
「セルピコさん、どうかしましたか?」
「ぶー、何でこんなにいっぱいあるのー?」
「スレイヤーの皆さんに配る分ですけど……」
「アステルちゃんは僕のカノジョでしょー! 僕以外にあげちゃダメっ!」
「でも、皆さんにはお世話になってますし」
「やだやだー! 君のチョコは僕だけがもらうの!」
「もう作ってしまったので…捨ててしまうのは勿体ないです」
「僕が全部食べるもん!」
「身体に悪いからダメです!」
「むー……」
彼は俯いて押し黙った後、チョコと生クリームで汚れた私の手を取り両手で包む。そのまま自分の陶器のような頬に添え、潤んだ瞳で私を見上げた。
「ねえ、そんなにイジワル言うなんて…アステルちゃん、僕のこと嫌いになった…?」
「違います! セルピコさんのことは大好きです! これはお礼みたいなもので……」
「本当…?」
「はい、本当です。信じて下さい」
「それならー、僕にはみんなと違う特別なチョコが欲しいな?」
「もちろんです。セルピコさんのもこれから作ろうと思って」
「やったー☆」
彼にぎゅっと勢い良く抱き締められた直後、ひやりと背中に冷気が流れ込み、自分が脱がされていると気付く。
「きゃっ! な、何してるんですか!?」
「特別なチョコを作るための準備だよー! アステルちゃんのこと大事に食べるね♪」
「ええっ! それってどういうことですか…?」
「あはっ☆ 裸エプロンって新婚さんみたいで、すっごくいいよね?」
「そんな…恥ずかしいから無理です、んんっ」
強引に口を塞がれ、入り込んだ舌が私の舌先を容易く捕まえる。彼の身体を押し返そうとした腕からは力が抜け、肌はどんどん露出していき白いエプロンだけが残された。
「君から甘ーい匂いがして、お腹すいちゃった。ねえ、食べて…いいでしょ?」
ゆっくりテーブルの上に押し倒され、蠱惑的な笑みを浮かべる彼が覆い被さる。私が混乱していると、彼は溶けたチョコレートの入るボウルを手に取り楽しそうに言った。
「僕がこれから君を料理してあげるー♪」
「私をですか?」
「うん! 名付けて『簡単セルピコクッキング〜☆』今日のレシピは僕専用本命チョコレートだよ! まずはー、この甘〜いチョコを可愛い恋人にたっぷりかけちゃう☆ えいっ!」
セルピコさんは私のエプロンの胸元を引っ張ると、ボウルをひっくり返して少し固まりかけたチョコレートをドロドロと流し込んだ。生温い液体が身体を伝い、甘ったるい香りが広がる。
「きゃあっ! セルピコさん、やめてください…!」
「もー、動いちゃダメだよ!」
「食べ物でこんな…ああっ♡」
セルピコさんは私の全身にチョコをかけながら、空いている手をエプロンの下に差し入れ胸の飾りを摘まんだ。ビクリと反応した私を見て彼は微笑むと、そのまま指で抓り上げる。
「あっ♡やっ♡んんっ♡セルピコさん♡ダメっ♡あっ♡離して下さい♡」
「えいっ! えいっ! あはっ、気持ちいーい? 太もも擦り合わせてるね…乳首弄られただけでおまんこ疼いちゃった? もっと強くしよっかなー」
「やっ♡セルピコさん♡あっ♡やめて下さい♡」
「そんな可愛い顔してもダメ~! よーし、次は生クリームをたっぷり塗ってくよ~♪」
彼は絞り袋を持つと、エプロンの下からチョコ塗れの乳房を露出させ、痺れる乳首に生クリームを垂らす。クリームが肌に落ちる度に冷たさで身体は魚のように跳ねてしまう。
「きゃあ! 冷たい! ああっ♡ダメですっ♡」
「あ、ズレちゃった。はう~、むずかしいよお」
「た、食べ物を粗末にしちゃダメです!」
「大丈夫! 僕が残さずぜーんぶ食べるもん♪ 君の身体ってふわふわでだーいすき…この苺とかも余ってるんだよね? 上に乗せちゃお☆」
彼の手から赤や黄色、オレンジが散る。エプロンは身体にピッタリと張り付き、彼は下半身を覆う部分をぺらりと捲り微笑んだ。
「ふふっ、もう濡れてる…可愛い♪」
「やっ♡恥ずかしいです♡」
「早く僕に触って欲しかったんでしょ? ナカも外もいーっぱい塗ってあげる……」
脚の間に生クリームがたっぷり乗せられ、彼の掌で撫で伸ばされていく。クリを中心に円を描くようにゆっくり滑り、下腹部にじんわりと熱が溜まって脳が溶けそうだ。
「んっ♡はあ…はあ…んっ♡あっ♡」
「気持ちいーい? 君のおまんこからシロップいっぱい出てるね♪ クリームと混ざってぐちゃぐちゃだあ…ナカもこすってあげるっ」
グチュリ…グチュッ…グチュッ……
細い指が膣口の内側をぐるりと一周撫で、ゆっくり奥まで差し込まれる。それだけで膣は期待に収縮し指を貪った。
「あっ♡はあ…はあ…んっ♡あっ♡」
「あはっ、僕の指ぎゅーって食べられちゃってる♪ えっちなカラダだね…サイコー」
セルピコさんは私の耳に音を立ててキスをする。そのまま彼の舌は耳を這っていき、卑猥な水音と生温かい感触に耐えきれず、私が身体をくねらせると耳朶を甘噛みされた。
「あっ♡ああっ♡あっ♡はあっ♡んっ♡セルピコさん♡もう♡だめっ♡」
「イきそう? 指で一回イっちゃおっか…ね、こっち向いて?」
霞む瞳を向けると下唇に吸い付かれ、舌を吸い出されて絡められる。彼の少し曲げられた指がザラつく場所を捉え、押し上げるように圧迫されると、ゾワゾワとした震えが駆け上がり腰が前後に揺れた。
グチュッグチュッグチュッグチュッ
「んんっ♡あっ♡そこっ♡ああっ♡」
「アステルちゃん…可愛い…んっ…いっぱいイって…イくとこ僕に見せて……」
「んっ♡はあっ…♡んっ、む♡い、イっちゃう♡イく、イくっ♡イくっ♡イくっ♡イくっ♡♡」
ビクビクビクッビクンッ
グチュッグチュッグチュッグチュッグチュッ
絶頂を迎えても彼の手は緩められず、同じリズムで膣壁を擦られ続けた。既に開発されてしまった身体は何度でも達してしまう。
「ああっ♡だめ♡とまって♡また♡イく♡イっちゃう♡イく♡イく♡」
「イった後も責められるの好きでしょ? 僕だけが知ってる君の恥ずかしい姿…もっと見せて?」
「いやっ♡あっ♡見ないで♡ああっ♡イっ♡イくっ♡」
「可愛い…もーっといじめたくなっちゃう☆ アステルちゃんのイったばかりのココ…ビクビクしてておいしそー♪」
彼は私の足元に移動し膝の間に頭を入れ、割れ目に沿うように小さく弾力のある舌で舐め上げる。強過ぎる刺激に脚を閉じようとするが、白く細い指でがっちりと固定されてそれも叶わなかった。
「やっ♡ああっ♡まだっ♡だめ♡イってるから♡ああっ♡イく♡イくっ♡」
「はう~…んっ、生クリームとアステルちゃんの味が混ざって…サイコー♪ もっと美味しくしてあげる……」
ピトリ、と濡れる秘裂に丸く冷たいモノが触れ、生々しい音とともに内部に侵入してくる。
グチュッッ…ジュプッ…ジュブッ…グチュッ……
「きゃっ! 何!?」
「あはっ、僕の大好きなイチゴだよ! はい、あーん♪」
痙攣する膣を無理矢理グリグリと広げられる。果実は赤い表面を剥がしながら、拒む身体に押し込まれていく。
「やあっ♡セルピコさん♡そこ♡挿れちゃ♡だめ、です♡」
「どんどん飲み込まれてくね! おもしろーい! ぐーって押して…全部入っちゃった! もう一個入るかなあ?」
「む、むりです♡だめっ♡入れちゃだめっ♡」
「あはっ、冗談だよ! もうちょっと待ってね。残ったフルーツを全部乗せて…かんせー☆」
白いエプロンの代わりにクリームとチョコ、カラフルな果物が私の身体を覆う。呼吸をする度に胸元のフルーツが揺れ、溶け落ちた液体が脇を流れくすぐる。
セルピコさんは獲物を狙う猫のように目を細め、小さく喉を鳴らした。
「美味しそー…ねえ、今の君、どんな顔してるかわかる?」
「そんな…わかりません」
「うるうるって泣きそうな瞳で…ほっぺた真っ赤にして…すっごくいじめたくなる顔♪ ねえねえ、『私を食べて』ってオネダリして欲しーな?」
「そんな…恥ずかしいので…言えません…きゃあっ」
お腹の奥が苦しくなり驚いて見ると、セルピコさんの指が秘所に飲み込まれていく。苺がさらに奥に押し込まれ背筋がゾクリと震えた。
「やだっ、怖い…! セルピコさん、やめてっ」
「だいじょーぶだよ♪ 君を傷付けることはしないから。でも僕、君の泣き顔もゾクゾクしちゃうんだ…勃ちすぎて痛いくらい。ほら、早く言って? 僕もーっと酷いことしちゃうかも……」
彼は低く掠れた声で囁き、妖しい笑みを私に向ける。押し上げられた苺が彼の指と膣壁に挟まれ、胎内でグチャリと潰されていく。
「うっ…! 苦しい…です…やめ、て……」
「このイチゴが潰れたら、もう一個入れちゃおっかな☆」
「っ、やっ…! せ…セルピコさんに、食べられたい…です」
「あはっ! もちろん♪ ゼーッタイ誰にもあげないんだからね。ぜんぶぜーんぶ僕のモノ…そうでしょ?」
彼は頬を紅潮させて言うと、ぱくりと生クリームの乗った乳首に吸いつく。クリームを完全に舐め取っても暫くしゃぶった後、鳩尾や脇腹に舌を這わせ、時々歯を立てる。私はくすぐったいような刺激と快感に背を反らせ悶えた。
「きゃあ♡んっ♡あっ♡くすぐったい、です♡やっ♡噛まないで♡」
「ビクビクしておもしろーい! はう~…クリームも君も甘くておいし~…溶けちゃいそう…僕も興奮してきちゃったし…君にもチョコ、食べさせてあげるっ☆」
そう言ってセルピコさんはスラックスをずり下げる。勢い良く飛び出したペニスに、彼はたっぷりのチョコとクリームをかけ、ニコニコ笑いながら私の口元に差し出した。
「はいっ、どーぞ♪」
甘そうな肉棒を恐る恐る咥えると、強い香りにクラリと眩暈がした。唇で吸いながら舌で何度も撫でると、腔内で硬度と質量が増していく。
ジュルッジュルルッジュプッジュルッ
「はうっ…あっ…アステルちゃん…僕の、チョコ…おいしー?」
「はいっ♡んっ♡甘くて♡おいしいです♡」
「ひゃあっ! あっ、そこっ、だめえっ…! アステルちゃん…気持ち良くて…僕、出ちゃう、かも……」
「んっ♡大丈夫、です♡出して、下さい♡」
「やあっ…! 舌…すっごい…良いよお…もう、我慢できない…! イっちゃう、イっちゃうからあ! あっ、で、出ちゃ、うああ!」
ビュルルルルッ
セルピコさんは切ない表情で腰を震わせ、ドクドクと濃い精液を吐き出す。先ほどの仕返しとばかりに舐め続けると、芯の残る陰茎から二度三度と白濁が溢れた。
「ひゃああっ! あんっ、やああっ! だめっ、だめえっ! はうっ! あああっ!」
「んっ♡いっぱい♡出てる♡もっと♡出して下さい♡」
「はあっ…はあっ…もう僕、我慢できないっ…!」
彼の余裕のない表情に胸の奥が締め付けられる。彼は私の脚を割り開き、性急に先端を埋め始めた。
グチュッ…グチュッ…ヌチュッ……
「あっ♡セルピコさん♡だめっ♡まだ♡イチゴが♡入ってるのに♡」
「んっ…すっごい…キツいかも。でも、気持ちいーい…はうっ、勝手に、腰が、動いちゃうっ」
グチュッズチュッグチュッズチュッグチュッ
セルピコさんは腰を振りながら強引に奥を抉り進めていく。まだ形の残る苺とペニスが膣内を満たし子宮を犯した。
「あっ♡セルピコさん♡やっ♡激しい♡ああっ♡」
「はあっ、はあっ、僕と君の繋がってるトコから、潰れたイチゴが出てきてる…すっごくえっち…こーふんしちゃうよ……」
「やあっ♡だめ♡おなかが♡へんな感じ、です♡かき混ぜちゃだめ♡」
「はう、うっ、とまらない、よお…! アステルちゃんのナカ、ぬるぬるで…また出ちゃうっ……」
「あっ♡おっきく♡んっ♡きもちいい♡あっ♡イきそうです♡」
「ナカ、ぎゅーって…気持ちいい…! 僕もイくっ、出ちゃうっ、アステルちゃんのナカに出しちゃうっ…んんっ、イくっ、イくっ、イくっ、イっ…あああ!」
ビュルルルルルッ
ビクッビクッビクンッ
「はあっ…はあっ…あはっ、僕も君も…ベタベタ…ねえ、一緒にお風呂入ろ?」
❤︎
二人で身体を洗い合った後、後ろから抱き締められながら広くはないバスタブに浸かる。こうやって誤魔化されるのは初めてじゃなくて、胸に広がったモヤモヤが口をついて出ていった。
「……セルピコさん」
「んー、なーに?」
「床もテーブルも汚れてしまいましたし…食べ物で遊んじゃダメです」
「ごめんね? あとで僕が片付けるよ」
「……それから、もう少し私を信じて欲しいです」
「……信じる?」
「はい。セルピコさんは私の恋人で、特別です。他の男の人と話しても同じ気持ちにはなりません」
「…うん」
「だから…たとえ男性でも、大切な人たちとは今までと変わらずに接したいんです」
私の首筋に震える吐息がかかる。二人の間に沈黙が流れ、セルピコさんの毛先から落ちた滴が音を立てた。
「……うん、わかった。ごめんね…アステルちゃんが僕以外と話してると、すごくモヤモヤして…寂しくて……」
「はい」
「僕のこともう嫌いになっちゃったのかも、とか…君が僕の前からいなくなっちゃうかもしれないって…不安、で……」
「はい」
「ううっ…だから…ぐすっ…ごめんね…ごめんね…アステルちゃん……」
彼は涙声でぽつりぽつりと呟き、ギュッと強く抱き締める。私は首筋に埋められた頭に手を伸ばし、オレンジ色の髪を撫でた。
「私はセルピコさんとずっと一緒にいます」
「ぐすっ…ありがと…アステルちゃん…大好き」
「私も大好きです」
セルピコさんに向き合い微笑むと、赤い目元が近付いて唇が合わさる。啄むような口付けは段々深さを増していった。
「んっ…アステルちゃん…好き…好きだよ…すっごく…すっごく好き……」
「セルピコさん…私も…好きです……」
「可愛い…大好き…もっと僕のこと…好きって言って……」
私が身体を寄せると、足に硬くなった彼の下半身が触れる。私はキスをしつつ手の平で熱い塊をそっと包み上下に扱いた。
「ひゃあっ! あ…アステルちゃん…きもち、いい……」
「セルピコさんの…どんどんおっきくなって…ドクドクしてます……」
「もー…アステルちゃんのえっち~…はうっ、君の手、気持ちいーよお……」
「ふふっ、嬉しいです…セルピコさん、大好きです」
「はう〜…そんな可愛いこと言われると…また挿れたくなっちゃう……」
彼の手が私の下半身に伸び、水中で割れ目をなぞられる。腫れたクリトリスを軽く潰され、思わず甘い声が漏れた。
「んっ♡私も…セルピコさんに挿れて欲しいです♡」
「ねえ…アステルちゃんって…けっこー小悪魔だよね?」
「やっ♡そんなこと、ないです♡あっ♡セルピコさんの方が、小悪魔で、ああっ♡」
「僕は分かってやってるからいーの! 君は無意識だからダメー!」
彼はぷくっと頬を膨らませた後、笑って口付ける。私もキスを返し大きな瞳と見つめ合った。
「…僕、ヤキモチ妬かないように頑張るよ。その代わり、二人きりの時にはいっぱい甘えさせてね?」「はい、いっぱい甘やかしますね」
「あはっ、言ったね? じゃあ~…アステルちゃんが自分で挿れて欲しーな?」
「えっ、自分で…ですか?」
「ダメ?」
「わ、わかりました」
バスタブの中で脈動する陰茎の根元を持ち、彼の腰に跨り身体を落としていく。水中でふわりと浮いてしまい苦戦していると、セルピコさんは私の後ろに腕を回し引き寄せた。
「んっ…あっ♡んんっ♡もう少し♡」
「あはっ☆ えっちな顔…君の感じてる顔だーい好き……」
「恥ずかしいです…んっ♡全部♡はいり、ました♡」
「可愛い…アステルちゃんのナカ…あったかい……」
「はあ…はあ…動き、ますね……」
ユラユラと前後に身体を揺らしてみるが、すぐに抜けてしまいそうになる。セルピコさんは私の両手を取ると、指を絡め繋いだ。
「こうすれば動きやすくなるよね?」
「んっ…はい、あっ♡少し、んっ♡安定するかも…気持ち良い、ですか?」
「うん…はあ…すっごく…気持ち良いよ……」
「よかった、です♡私も♡気持ち良いです♡」
「はう~…可愛いよお…好き…アステルちゃん…可愛い…可愛すぎ…食べちゃいたい……」
「んっ♡いっぱい、食べてください♡セルピコさん♡好き♡大好き♡」
「もー…僕、いっつも我慢してたのに…すっごく、すっごーく好き…君とずーっと一緒にいたいよお…いっぱいキスして、ハグして、イチャイチャしたいんだ……」
「私も♡一緒にいたいです♡もっとさわって下さい♡」
「さわりたい…ずっと…離したくない、君のことが好きすぎて…僕、おかしくなっちゃう…ねえ、キスしよ……」
「はい…んっ♡」
彼の舌は私の舌とピッタリくっ付き、まるで一つの生き物のように動く。彼は私のお尻を掴むと下から突き上げ、パシャパシャと水が弾けた。
「あっ♡奥まで♡きてます♡んっ♡きもちいい♡んんっ♡セルピコさん♡好きっ♡」
「はあっ、はあっ、僕も、好きっ! アステルちゃん、可愛い、大好き、アステルちゃん、アステルちゃんっ!」
「やあっ♡あっ♡きもちいいところにあたって♡い、イきそう、です♡ああっ♡」
「はうっ、僕も、イきそう…! アステルちゃん、一緒にイこっ…!」
「はい♡一緒に♡あっ♡もう♡イくっ♡イっちゃいます♡」
「僕もイく、イくっ、出ちゃう、アステルちゃん好き、好き! アステルちゃんっ、あっ、やっ、んんっ、イくっ、イくっ、イくイくイくイっ…ああっ!」
ビュルッビューーーーッ
ビクンッビクンッ
お互いの腰が同時にガクガクと震え、最奥に熱い飛沫が放たれる。どちらともなく、絶頂の余韻に浸るように腰同士をこすり付け合った。
「はあ…はあ…あはっ、一緒に…イけたね……」
「はい…セルピコさん…んっ♡」
のぼせた頭で自分からキスをする。彼は少し目を見開くと、すぐに舌を出して応じた。
「んっ、はあ…アステルちゃんがいっぱい触って良いって言ってたしー…もう一回シちゃおっかな♪」
「いいですよ。私もセルピコさんを満足させられるように頑張りますね」
「…本当に? 僕、けっこー欲張りだよ?」
「ふふっ、知ってます」
「はう…やっぱりアステルちゃんって小悪魔!」